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① 胃がん検診
胃がん検診が推奨される年齢は50歳以上の健常者です。
胃がんは、50歳代以降に罹患する人(かかる人)が多く、わが国のがんによる死亡原
因の多くを占めるがんです。
早期の胃がんは自覚症状がないことが多いですが、胃の痛み、不快感、食欲不振、
食事がつかえるなどの症状がある場合には検診を待たず、すぐに医療機関を受診する
必要があります。
② 肺がん検診
肺がん検診が推奨される年齢は40歳以上の健常者です。
肺がんはわが国のがんによる死亡原因の多くを占めるがんです。
早期の肺がんは自覚症状がないことが多いですが、血痰(けったん)、長引く咳、
胸痛、声のかれ、息切れなどの症状がある場合には検診を待たず、すぐに医療機関を
受診する必要があります。
また、たばこを吸う人は肺がんで死亡するリスクが、たばこを吸わない人に比べて、
日本人男性では約5倍、女性では約4倍高くなり、たばこを吸う年数、本数が多いほど
肺がんになりやすくなり、たばこは喫煙者本人のみならず、周りの人(受動喫煙者)
の肺がんリスクも上げます。禁煙によってご自身と周りの人の肺がんリスクを下げる
ことができます。
③ 大腸がん検診
大腸がん検診が推奨される年齢は40歳以上の健常者です。
大腸がんは、罹患する人(かかる人)が増加しており、わが国のがんによる死亡原因の
多くを占めています。
早期の大腸がんは自覚症状がないことが多いですが、血便、腹痛、便の性状や回数が変
化したなどの症状がある場合には検診を待たず、すぐに医療機関を受診する必要があり
ます。
④ 子宮頸がん検診
子宮頸がん検診が推奨される年齢は20歳以上の症状のない女性です。
子宮頸がんの死亡率を減少させることが科学的に認められ、子宮頸がん検診として推奨
できる検診方法は「細胞診」だけです。
子宮頸部(子宮の入り口)を、先にブラシのついた専用の器で擦って細胞を採り、異常
な細胞を顕微鏡で調べる検査です。
※月経(生理)中は避けて検査を受けてください。
⑤ 乳がん検診
乳がん検診が推奨されるのは40歳以上の症状のない女性です。
乳がんは、わが国の女性のがんの中で罹患する人(かかる人)が多く、死亡原因の上位
に位置するがんです。
早期の乳がんは自覚症状がないことが多いですが、しこり、乳房のひきつれ、乳頭か
ら血性の液が出る、乳頭の湿疹やただれなどの気になる症状がある場合には検診を待た
ず、すぐに医療機関を受診する必要があります。
⑥ 前立腺がん検診
前立腺がん検診が推奨される年齢は55歳以上の症状のない男性です。
前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖すること
により発生します。早期に発見すれば治癒することが可能です。また、多くの場合比較
的ゆっくり進行します。
近くのリンパ節や骨に転移することが多いですが、肺、肝臓などに転移することもあり
ます。
前立腺がんの中には、進行がゆっくりで、寿命に影響しないと考えられるがんもありま
す。がんではない、ほかの原因で死亡した男性を調べた結果、前立腺がんであったこと
が確認されることがあります。
このように、生前にはがんが見つからず、死後の解剖によりはじめて見つかるがんをラ
テントがんといいます。
出典元 : 国立がん研究センター がん情報サービス (外部)
その他参考URL : 公益財団法人 日本対がん協会 (外部サイト)